あじさいの里
5000株のあじさいがいろとりどりに咲き乱れる虹の道
17.2haの田畑を碁盤の目のように区切る道や水路に沿って5千株のあじさいが植えられています。
花越しに眺める富士山の風景と、早苗と虹色に咲き誇るあじさいの コントラスト が見事です。
子供からお年寄りまであじさい農道の色とりどりのあじさいに囲まれながら水と緑あふれる公園をめぐることができます。
毎年6月には「あじさいまつり」がひらかれ多くの人で賑っています 。
あじさいの里の歴史
あじさいの里の位置する開成町北部地域は農業振興地域ですが、水路やほ場が未整備で、農業経営の合理化に支障をきたしていたため、昭和53年度から農村基盤総合整備事業を実施しました。このうち上島・金井島地区のほ場整備(17ヘクタール)が昭和58年度に完成しました。ほ場整備により、水田、畑、農道や用水路が整然と整備され、農作業には非常に便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われ、味気ない機能的な地域になってしまうため、緑化事業を推進することになりました。具体的には、町の花あじさいを農道や水路沿いに植え、今までのあじさいの名所にない風景を作り出すことを目的に、昭和58年度に1,420株、昭和 59年に3,580株、合計5,000株を植栽しました。植栽対象面積は17ヘクタール、植栽延長は10.6kmに及びます。 事業費は350万円。種類はガクアジサイとセイヨウアジサイです。
将来的に農業従事者と地域住民のふれあいの場となるよう、この地域一体を「あじさい農道」と名付けました。なお、あじさい祭の開催に伴って町外にPRする必要が出てきたことから、面的な広がりを表現するために平成3年度から「あじさいの里(あじさい農道)」と呼ぶようになっています。
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